第45回日本癌局所療法研究会

当番世話人挨拶

会長写真

第45回日本癌局所療法研究会

当番世話人 坂本 一博

(順天堂大学医学部 下部消化管外科)

このたび第45回日本癌局所療法研究会を2023年6月2日に千代田区平河町のシェーンバッハ・サボー(東京都千代田区)で開催させていただくことになりました、順天堂大学医学部下部消化管外科の坂本 一博です。

歴史と伝統がある本会の当番世話人を仰せつかり、大辻英吾会長はじめ、世話人および会員の皆様に深く感謝申し上げます。
今回の研究会のテーマは、『癌局所療法を極める』です。このテーマのもと、次のような主題で議論していただきたいと考えています。

1. 低侵襲手術(ロボット手術・内視鏡手術):
低侵襲手術の中心となる内視鏡手術、急激に症例数が伸びているロボット手術、さらには合同手術を含め、癌局所療法に対する低侵襲手術の発表を期待します。

2. がん局所療法を目指した術前治療(neoadjuvant therapy):
癌の領域により術前治療のエビデンスは異なりますが、適応、安全性、治療効果について議論を期待します。

3. 若年者・高齢者のがん局所療法:
各世代、年齢に沿ったがん局所療法の適応、特徴や治療のポイントについて横断的な議論を期待します。

4. 新たな癌局所療法:
ロボット手術以外にも、IVRや光免疫療法などいくつかの癌局所療法が導入されてきています。実臨床以外にも将来的に可能性を秘めた研究段階の治療法も歓迎します。

主題演題以外にも、一般演題として、症例報告を含めたあらゆる癌治療に関連する演題登録をお願い致します。本研究会で発表されたご演題は、「癌と化学療法」誌(医中誌web検索可、PubMed登録済)へ投稿することができます。特に、若手の先生方においては、発表内容をそのまま論文として残せるチャンスですので、是非ご検討ください。

また、「教育セミナー(最新医学セミナー)」を企画し、最新の情報をオピニオンリーダーの先生方にご講演を戴く予定です。
新型コロナ感染症の影響を見通すことは難しい状況ですが、「with コロナ」の対応ができるように開催形式も検討してまいります。
是非とも多くの先生方の演題のご応募、ご参加を賜りますようお願い申し上げます。そして、2023年6月には、皆様とシェーンバッハ・サボーの会場で直接お会いできることを心から願っています。

2022年7月吉日